ぶ、ぶっ、ブブッ、ぶ、ぶじゅブッブブッ――――――。
子供たちが聞いても卑猥に感じるのではないのかと思われる、湿っぽくていやらしい音がコテージ内に漏れ聞こえていた。
「ブッ、ブブッ、ブッジュ、うぶっ――― げほぉ、ぶう、ぶぶ―――」
時折、淫猥な音に交じって嗚咽にも似た苦しそうな恵美子の声が聞こえた。
「うっんんん、うぶぅぅぅ」
音の発生源はコテージの薄暗いトイレの中―――。
便座の蓋に腰を掛けた恵美子。目の前に直立している清三の太ももを両脇に抱えるようにして、突き出された他人棒を頬を窄めて口の中に含んでいた。
両手で恵美子の頭を押さえ付けて固定し、セックスをしているように清三が激しく腰を前後に振り立てている。
「ぶぉほん、うううっっっ、ぶぃきが、息がぶぃうぶぶぶ―――」
酸欠で涙目になりながらも、口腔内と喉の奥を蹂躙する他人棒に、懸命に舌を絡ませようとする恵美子。目眩のするような雄の臭いと、口腔内に広がる強い苦みを感じていた。
「―――恵美子」
呆けた顔の清三が、同期であり部下でもある男の妻の名前を呼び捨てにした。腰の高さで前後する恵美子の頭を撫でる。
まるで自分の女のように呼び捨てにされた恵美子は、そのことに反応することなく一心不乱で肉棒を頬張っていた。
次第に振り立てる清三の腰の動きと恵美子の頭の動きがシンクロする。
―――セックスみたいに激しいぃぃぃ、突いて、おもいっきり口の中に頂だい~~~!
牝の本能を剥き出しに心の中で浅ましく恵美子は叫ぶ。苦しそうだった表情は恍惚としたものへと変化していた。
コテージの外を駆け回る子供たちの笑い声が聞こえる。
恵美子と清三は電灯を消したままのトイレの中で口腔性交に耽っていた。
それぞれの伴侶が管理事務所へ向かった直後―――着替えを終えた子供たちが外へ飛び出したタイミングで、恵美子は半ば強引にトイレの中へ連れ込まれていた。
早すぎる射精の予感に清三の腰の動きが一瞬だけ弱まった。リズムが狂って恵美子の口から肉棒が飛び出した。
「ぶっはぁぁぁ―――、美味しぃ・・・・・・」
口を解放された恵美子が独り言のように呟く。口の周りは溢れ出た涎に塗れていた。
「エロいよ恵美子」
言った清三の手が、恵美子の髪を鷲掴みぐちゃぐちゃに撫でまわす。そして口の端を吊り上げて、「おねだりしてみて」と言った。
目の前のバキバキに勃起して血管が浮き出た他人棒。それを恵美子が流し目で見る。
自分の唾液でぬらぬらと黒光り、それ自身が別の生き物のように感じた。
そのいやらしい生き物が脈打つごとに、恵美子の秘所が呼応して大量の愛液を分泌した。
「か、川野さんの、お、おちんぽ、おちんぽください!」
そう言って恵美子は口を大きく開いた。人妻とは思えない表情で真っ赤な舌を突き出した。
誘われるまま清三が腰を大きく前に突き出す。
竿に舌を這わせて大量の唾液を絡ませると、恵美子は喉の奥までしっかりと他人棒を咥え込んだ。
夫にもしたことがない強いストロークで頭を振り、いやらしい音を立てて一心不乱に清三を責め立てた。
ショーツは早々に役目を終え、大量の愛液が太ももの内側に垂れ下がっていた。
―――早くしないと戻ってくるわ
残っている理性で恵美子は考えながら、より積極的に攻め立てる。
「ぶぶ、ブジュ、ブボぉ、ぶぶぶっっっ―――」
「いいよ、最高だ」
一心不乱の恵美子の奉仕に口の中の他人棒が耐えきれず膨張した。
「うっ、イキそうだ!」
呻くように清三が言った。
射精の予感に恍惚の表情を見せる恵美子。子宮を欲情で震わせたながら浅ましくしゃぶり続けた。
―――ああ、出して、濃いミルクを飲ませて!!
頬を窄めて竿を締め付ける。
「いくよ! ううっ―――!!」
次の瞬間、恵美子の口腔内に大量の精液がぶちまけられた。
「―――うぶっ!?」
「全部飲むんだ!」
命令口調の清三の言葉に、ドクドクと放出される精液を受け止めながら、「うん、うん」と恵美子は頷いた。
そして夫ではない男の命令通りに、口の中に溜まった苦い迸りを喉の奥に流し込んだのだった。
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