交姦キャンプ 第6話

NTR官能小説
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 ―――キャンプ場入口、200メートル先 管理事務所・売店―――
 
 一行を乗せたミニバンは、キャンプ場入口と書かれた看板から脇道へと入った。
 暫く走るとアスファルト舗装の道が途切れ、バラスを疎らに敷いただけの非舗装の道になる。
 
 キャンプ場の賑わいをうかがわせるように、前方には輸入車だろうか、白い大きなキャンピングカーと、その後ろに高級そうなSUV車が続いて走っていた。

 管理事務所の駐車場に入ると、先ほど前を走っていたキャンピングカーがすでに駐車されていた。その横にミニバンを止めた正志は、三列目に座る清三に声を掛けた。

「川野、一緒に来てくれるかな」

「了解だ」

 先ほどまで同期であり部下でもある男の妻―――恵美子の体を弄んでいたにもかかわらず、清三は悪びれた様子を微塵も見せることはなかった。

 管理事務所の中はカウンターと数脚の椅子が置かれただけの簡易な作りで、先客が3組いた。
 正志は白いキャンピングカーの持ち主が気になったが、3組とも山とは無縁のような若い男女のグループで高級そうなキャンピングカーを連想させる人物は見当たらなかった。

「筒井様大人4名と子供2名ですね。12番コテージの鍵です」

 矢継ぎ早に説明するオーバーオールの女性従業員からコテージの鍵を受け取った正志は、事務所横の売店で買い物をしていた清三と合流してミニバンに戻った。

 管理事務所から5分ほど走った所に12番コテージはあった。

 大きな三角屋根が特徴的なログハウス風の建物で、必要なものは全て備え付けられているという事だった。
 
 中に入ると天井が高く解放的な作りで、大人4人がゆったり座れるソファーセットと広めのダイニングテーブルが設置されていた。

 奥には子供が喜ぶロフトのような段違いのスペースがあり、その上り口の階段横にダブルサイズのベッド2台と、段違いのスペースにシングルサイズのベッド2台が設置されていた。

 荷物を運び終えた一同が、テーブルの椅子やソファーにそれぞれ腰を下ろす。

「ふぅ~、これから昼食の準備かよ」

「清ちゃんは運転してないでしょ。筒井さんは休憩していてくださいね」

 愚痴をこぼす清三にあきれ顔の梨花がソファーに座る正志に声を掛けた。

「ありがとう、梨花ちゃん。運転くらい平気さ。昼食の準備は僕も手伝うから」
 
 返答した正志がテーブルの椅子に座る恵美子に顔を向ける。
 どこか浮かない表情に見えた。

「もしかして車酔い?」

「―――え!? だ、大丈夫よ。どうして?」

「なんだか元気がないように見えるよ。それに少し顔が赤いような・・・・・・」

「車酔いに効くツボを知ってるぜ。押してやろうか?」

 筒井夫婦の会話に、清三が割って入った。

「効くんなら押してもらったら?」

 呑気な顔で正志が言った。
 
 ―――もう、馬鹿なんだから!
 
 夫の言葉に内心で毒づく恵美子。
 熱の籠った清三の視線を肌で感じるが、あえて顔を向けなかった。

「だ、大丈夫だって。それより昼食の用意をしましょ」
 
 返答した恵美子は立ち上がり、梨花を誘って準備に取り掛かった。
 梨花の後を香住が追いかける。
 
 正彦は虫取り網と虫かごを手に持って準備万端。正志と清三の顔を交互に見ていた。

「よし! 俺に任せろ。作るの苦手だからな」

 頭を掻きながら清三が言った。

「じゃあ任せるよ。俺は女性陣の手伝いをする。あんまり遠くに行かないようにね」

「ああ、この周りだけだ」
 
 清三と正彦が外へ出てゆき、正志は女性陣の手伝いをするために背伸びしながら立ち上がった。


 ◇◇◇◆◆◇◇◇◆◆◇◇◇


 日が落ちて辺りが闇に包まれると、遠くの所々でキャンプファイヤだろうか、淡いオレンジ色が確認できる。
 
 耳を澄ませば、少し離れた隣のコテージから男女の賑やかな話声が聞こえてきた。

 12番コテージの前庭では、バーベキューの後片付けを梨花を除いた大人3人が分担して行っていた。
 
 梨花は遊び疲れた子供たちを寝かし付けていて、自分も香住に添い寝しながら段違いのスペースに設置されたベッド上ですでに寝息を立てていた。
 
 本来なら母親である恵美子の役割だが、香住が梨花を離さなかったのだ。
 キャンプの疲れとアルコールも手伝って、梨花は軽いイビキをかいている。
 隣のベッドでは、正彦も深い眠りに落ちていた。

 後片付けが終わると、正志たち3人はコテージ内のソファーに移動した。
 
 恵美子の頭の中では、車内で清三が言った「続がしたい」という誘い文句が繰り返し再生されている。

 ―――本気、なのかしら・・・・・・ あれは酔ってただけよね

 行きの車内で、清三の言葉に接吻で応えてしまったことに強い後悔と不安な気持ちが押し寄せていた。先に寝てしまえば清三が言った「続き」は無理だろうと考えて、「もう寝ようかな」と呟く。
 大げさに両手を持ち上げて背伸びをした。

「そうだな、僕も寝ようかな」

 妻の様子に正志も眠気に襲われ大きなあくびをする。

 おもむろに清三が立ち上がった。
 そして、「いい物がある」と言ってリュックサックの中から琥珀色をした液体が入った一本の瓶を取り出した。
 
 それを見た正志が、感嘆の声を上げる。

「それは!? シングルモルトの○岡18年!」

「正解! こういう時のためにと思って我慢してたんだ。今夜はとことん飲むぞ」

 言った清三の行動は早かった。
 グラスを3つ用意して管理事務所の売店で購入していた氷を、備え付けの冷蔵庫から取り出してきたのだった。

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