―――鈴木家、家族が寝静まった深夜の居間。
ソファーの上に全裸で横たわっている美智が、服を脱いでいる義父を潤んだ瞳で見つめていた。
男の目を誘うようにいやらしくパンパンに膨れ上がった両の乳房は、重力に逆らうことなく歪に潰れ、透けて見える青白い血管と整った顔立ちには似つかわしくない大きな乳輪が煽情的だった。
眉間にしわを寄せている美智。嫌悪感を露わにした表情を作ってはいるが、母乳を漏らす勃起した乳首の存在がその内心を如実に表していた。
「あぁ、恥ずかしい・・・・・・」
義父から言われて足を大きく開き、その不恰好な様はひっくり返ったカエルのようだ。
露わになった股の中心には、緩く閉じられた蕾があり、隙間からぬらぬらと濡れ光る充血した真っ赤な秘肉が見え隠れしていた。
「いまさら恥ずかしがる間柄ではないだろう」
いつまでも初々しい反応を見せる美智に、昂る気持ちを抑えきれない昌義は両足から素早くパンツを
を抜きとり全裸となった。
「義理でも娘ですから・・・・・・」
潤んだ瞳に妖しい光を湛え始めた美智は、全裸になった義父の股間に一瞬だけ視線をやり、すぐに目を伏せる。
「そうだな。私は父親だよ。だから美智さんを欲求不満にさせている息子に代わって責任を取らないと―――」
そう言った昌義は大きな乳房に視線をやると、ごくりと生唾を飲み込んでソファー上に横たわっている長男の嫁の体に覆い被さった。
蒸し暑い夏の夜の不埒な出来事―――美智が同居する義父に対して手こき授乳を施してから、2人が最後の一線を超えるまでにそう時間はかからなかった。
季節が夏から秋へと移り変わってゆく中で、2人は何度も体を重ねていた。
義理の父親が長男の嫁を無理矢理に犯すという構図で関係は続いてはいるが、それは表面上のことだけで、実際は暗黙のルールみたいなものだった。
用意周到な昌義らしい考えで、身持ちの堅い美智に言い訳―――逃げ道を用意することで不貞セックスへの敷居を下げていた。
上になった昌義は、勃起した肉棒に手を添えて長男の嫁の淫裂をいやらしく上下になぞった。
自身の肉棒に愛液を塗り付ける行為は、犬のマーキングのようにも見える。まるで目の前の淫穴の所有権を主張しているかのようだ。そんな行為は、本来は恋人同士や夫婦のものであって、けっして親子の行いではない。
今にも挿入されそうな予感に体を震わせながら、美智は蕩けそうな口調で義父を窘める。
「はぁ、お義父さん・・・・・・ 私たちはぁ、親子、親子なんですからぁ―――」
言葉で制止する美智。しかしその声色には発した内容と矛盾する甘えた響きがあった。長男の嫁のいつものセリフを聞いた昌義は、口の端を歪めて笑みを浮かべる。
「嫌なのか? あれだけ感じておいて―――今夜はやめるのかい?」
「嫌って言ってもするんでしょ。だったら・・・・・・早く済ませてください」
「本当は美智さんも期待してるんだろ―――正直に言わないならいつものようにお仕置きが必要だな」
「~~~ああ、お義父さん、お、お仕置きは嫌ぁああ」
交わす言葉は前戯のようで、美智の淫裂からは涎が垂れ下がりすっかり準備が整っていた。そこに昌義がギンギンに勃起した肉棒を遠慮なく突き入れた。
「―――ぐはぁぁぁ!!」
一瞬にして全身を駆け巡った大きな快感に、美智は大きな口を開けて白目を剥きかける。物欲しそうに赤い舌が突き出されるとすかさず昌義の口がむしゃぶりつき、今夜も義理の親子の激しいセックスが始まった。
◇◇◇◆◆◇◇◇◆◆◇◇◇
和義が見ているスマホの画面には、正常位で繋がっている愛妻と自分の父親の姿が映っていた。
幼いころに追いかけていた父親の広い背中。今はあろうことか自分の愛妻の両手がセックスのためにしっかりと添えられていた。
父親の背中に隠れて美智の表情は確認できないが、片耳に差したイヤホンから聞こえる嬌声が全てを物語っていた。
『はぁああん~』
『気持ちいいかい?』
頭を下げた昌義が、美智の耳元で囁くように訊いた。抑えた声は隣の部屋で寝ている照子を警戒してのこと。しかし設置したカメラのマイクは高性能でそんな声でもよく拾っていた。
『ダメぇ、言いたくない』
『ほら、正直に言わないとこうだ!』
画面の中で、上になっている昌義がひときわ大きく腰を突き入れる。
『うほぉ! ぐぁあああ・・・・・ い、イイの』
『なにが良いんだ?』
『お、お義父さんの―――、ち、んぽ』
『違うだろう、ほら、いつものように言ってごらん』
『うう・・・・・・ あぁああ、ぱ、ぱの――――――パパのおちんぽがイイの!』
興奮が極まったような美智の声が和義のイヤホン越しに響く。
『もう一回いってごらん』
『パパの、パパのおちんぽが気持ちイイの―――――― ああ~~~パパぁ、パパぁ』
いつ終わるともしれない義理の親子の変態セックスだった。
美智が上になると大きな尻をストリップダンサーのように煽情的に揺らしてみせた。
次に犬のように後背位で繋がった。昌義が後ろから美智の双丘を鷲掴むと、母乳がシャワーのように噴出した。
『嫌ぁああん~パパぁ、パパの母乳がぁあああ―――』
『美智さん―――ううっダメだ、そろそろ、出すよ』
『きて~~~、パパぁ~』
イヤホン越しの会話から、義理の親子による不埒なセックスの終わる気配があった。
和義はスマートフォンの小さな画面越しに、改めてゴム無しセックスであることを確認する。
『―――ううっ!』
『ああぁ、パパぁ、パパぁ、くるぅ~いっちゃう―――イクイクイク、パパぁぁぁ~い、イクっううう!』
画面の中で美智の体が小刻みに痙攣する。体を弓なりに反らせ、体重を背後の昌義に預けて絶頂した。
―――その直後だった。
(―――うん!? ま、まさか・・・・・・こ、こんなことが!)
和義は自身の体の反応に驚いていた。下半身に懐かしい熱を感じて動く方の手をやる。
(う、嘘だろ―――)
そこには交通事故に遭って以来、まったく反応しなくなっていた一物が――――――完全にとは言えないが勃起していた。
コメント