美智と昌義が居間で近親相姦に耽っている最中、介護ベッドの和義は愛妻の寝取らせ動画が流れているスマホの画面を凝視していた。
(おい! コンドームの約束は!? この流れじゃあナマで・・・・・・くそっ! それにしても美智があんなにいやらしく・・・・・・ああ、キスは許可しないって言っただろう・・・・・・)
日中の出来事が記録された動画に対して和義は気を揉んでいた。もう既に事が終わっている状況である。その様子は極めて滑稽であったのだが、あらかじめ取り決めたルールに従わないは間宮の行いは目に余るものがあった。
しかしその不意打ちのような、内容は奇しくもリハビリ中の和義の体に大きな反応をもたらそうとしていた。
―――動画にはまだ続きがある。
長いベロチュウを終えた間宮が体を起こし、長さ自慢の一物を握り込んでドロドロに溶けだしている美智の秘裂に鬼頭をあてがった。
完全に蕩けきった表情の美智は、もう嫌がることはなかった。ゆっくりと腰を進める間宮の体を、まるで迎え入れるかのようにして両腕を広げた。
「―――っう! あ、あああ! もっと、ゆっくり・・・・・・」
体を突き抜けるような快感に見舞われた美智の体がエビ反りになり、背中とソファーの間に大きな隙間が生まれる。
(あぁ・・・・・・ついに美智が親父以外の男を受け入れた・・・・・・)
そう思った和義は、今までに味わったことのない興奮と高揚感に包まれた。
そして股間にマグマのような熱を感じたその瞬間だった―――事故に遭う以前のように和義の一物は完全な勃起を果たしていた。
ソファーの上、正常位で繋がった2人―――。
挿入直後から間宮は遠慮なく腰を振り立てた。そうしながら重力で潰れた美智の大きなオッパイに卑猥な音を響かせてしゃぶりつく。乳房の根元に手を添えて乳しぼりの要領で責め立てる。
「―――うほぉおおお!」
イヤホン越しの和義は妻のものとは思えない卑猥な嬌声を聞いた。
(動物みたいに・・・・・・な、なんて声をだすんだ。いままで一度だって俺はそんなはしたない声を聞いたことがない・・・・・・)
スマホを握る和義の手に自然と力が入る。そして勃起した一物が久しくなかった脈動をはじめた。
間宮の竿はけして太くはなかった。が、一般的な日本人男性のそれと比べて明らかに長かった。間宮自身もそれを強みに色々な女と不倫を繰り返し・・・・・・会社をクビになって現状に至る。
長い竿のよく張った裏筋が、出し入れを繰り返す度に美智の膣壁を削るようにして刺激する。なにより先端の亀頭が未開発だった最奥まで到達して、美智の体をいやおうなしに狂わせた。
「うぐううっ・・・・・・ぐあぁあああ、駄目、いい、気持ちいい~!!」
「奥さん声がデカいよ」
「だって、ああ、我慢ができない―――ぐあああん!」
いつのまにか美智の手は間宮の背中に添えられ、軽く中イキする度に爪を立てていた。
「声が漏れて困るのは奥さんだろう・・・・・・ほらキスしながら」
「は、い・・・・・・うぐううっ、ぶちゅれろれろ―――」
声を抑えるように貪るようなキスが始まると、美智はより一層下から強く抱き付き、両足が間宮の腰に巻き付いた。
「うぐ、ううぶちゅ、あぐぅ―――!!」
暫く強いストロークの責めが続き、次に緩急をつけた腰使いに変わる。
少し静かになった美智の口から顔を離した間宮は、一旦口を閉じてから頬をすぼめるようにして口腔内に唾液を溜めた。その様子を見せつけ、口を開くよう唇に指を添えて促すと―――美智は僅かな逡巡の後、ゆっくりと口を開いた。
「―――ほら、飲んで」
多量の唾液が糸を引いてゆっくりと美智の口腔内へ向かって落ちてゆく。
「はぁ~~~くちゅ、くちゅ・・・・・・ごぐっ」
ナメクジを連想させる赤黒い舌が蠢く器官から生み出されたそれを、美智は恍惚とした表情で受け止め味わうようにして飲み込んだ。
間宮は腰を打ち付けながら儀式のように繰り返し唾飲みを強要し、美智は受け止めた全ての唾液を喉を鳴らして飲み干した。
画面越しの和義は、間宮の行為が動物のマーキングのように見えて――――――愛妻が寝取られてゆく様に強い衝撃を受けた。
そして自分でも気が付かない間に、不自由で動かなかった足先に力が入っていた。
「はぁ、はぁ・・・・・あ、あの・・・・・・もうすぐ帰ってきます・・・・・・」
子供の様子と家族の帰宅を気にした美智が壁に掛かった時計に目をやった。
もう一時間近くは繋がっている。夫とのセックスは長いときでも15分ほど―――義父の愛撫は長いが、挿入してからの時間は夫とさほど変わらなかった。間宮との時間をかけたセックスは美智にとっては初めての経験だった。
(こんなに男に犯されて・・・・・・気持ちがいいなんて・・・・・・ああ、これ以上は頭がどうにかなりそう)
美智は時間を気にかけながらも体の正直な反応を恨めしく思った。
何回も中イキさせられ、体は疲弊しているはずなのにどこか研ぎ澄まされてゆく感覚があり―――陰部はどんどんと敏感になっていく―――。
「知ってるよ。リハビリは夕方までだろ。それに、あんたの相姦相手の帰宅は夜だしな」
そう言いながら、間宮の腰が円を描くように動く。
「ぐうっ・・・・・・うぁは!」
「まあ、俺もそんなに暇じゃないし、今日はこれぐらいで帰るかな。どうだ、気持ち良いだろ? 最後に大きくイカせてやるから正直に言てみなよ奥さん」
「早く、済ませて・・・・・・それに、うっ、終わったら動画を、うう―――消してください」
「だめだめ、ほら気持ち良いか正直に答えて」
腰の動きが直線的なものに変わった。刀身の長い刀がピタリと鞘に収まるような―――それを何回も繰り返す力強いピストン運動。
繋がった部分は白濁した淫液に塗れ、美智の腰が自然と上下に動きだす。
「ふぁあああん!! いい、の、ぐああん、ぎもちいい~~~!!!」
「奥さん、次も会えるかい?」
「ぐぐぃ、いや、駄目、ダメなのに―――気持ちイイぃぃぃ!!」
「ほら言ってごらん」
「う、会う、次も会うからぁ~~~お願い、あ、あああ、イカせてぇ!!」
「よく言えたな。じゃあご褒美だ。一緒にイクぞ!」
「ぐぐぁあああ、ダメなのに、こんな約束して・・・・・・」
強い快感を受け止めきれず頭の方へ逃げるようにずり上がった美智の体。それを下に引っ張って間宮が姿勢を整えた。快感で左右に振れる美智の頭を強く抱くと、応じるように美智の手が下から強くしがみついた。
「ふっ、ふっ、ふっ―――」
「うぐぁああああああん・・・・・・ああ、いい、いいの――――――もっと、もっと突いて!!」
人妻の口からは、けして発してはならない、夫ではない男に対するはしたないお願いを口にした美智。さらなる快感を得るため貪欲に腰を振る。そして――――――。
「うぐっ!! ぐうううああああああぁ―――いく、いくいく! くるの、くるの、ああ~~~イク、イクイクイイク――――――いっ、いぐぅぅぅっ~~~んんん!!」
絶頂とともに獣の咆哮のような声を上げ、美智はビクンビクンと全身を痙攣させた。中イキする膣内に締め付けられ間宮もドビュドビュと中出しで果てる。
「あ、ぐぐぐうううあああ、熱い~~~あああぁあああん、熱いのが――――――また、い、イグぅあああ~~~!!!」
昇り詰めた美智は時間差で熱い迸りを受ける。その瞬間、頭の中が真っ白になるほどの快感の渦に意識が飲み込まれ―――白目を剥いてイキ果てた――――――。
小さなスマホの画面―――動画は荒い息を吐きながらセックスの余韻に浸る間宮と、その下で気を失ったようにピクリとも動かない美智の姿で終わっていた。
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