擬似、請負い妻 第36話

NTR官能小説
 珠希さんを30万円で買った週の土曜日―――。
 
 朝からそわそわとして落ち着かないゆり子をよそに、家じゅうに掃除機をかけた。珠希さんに汚い家は見せられない。

 夕方近くになって呼び鈴が鳴ると、俺はゆり子と並んで木村夫婦を玄関で出迎えた。

「いらっしゃい。元気してた珠希さん~」

「おじゃまします。今日はよろしくお願いします」

 丁寧なお辞儀で挨拶した珠希さんの服装は、厚手のトレーナーにストレッチジーンズというシンプルなもの。
 隣に立つ木村もいつも見慣れているジャージー上下。そう、部屋着だ。それは、これから行われることを考えれば当然の格好なのだ。

 今夜は俺の考えた『人妻バイアグラ作戦』の決行日―――。

 子供はあらかじめ実家に預けていた。けっこうな頻度で面倒を見てもらっていることから、両親には少しだけ苦い顔をされた。

 玄関先で話せるようなことは何一つない。挨拶もそこそこに木村夫妻を招き入れた。

「ありがとうな、信太」

「お、おう」

 珠希さんと本気のセックスをした俺が、礼を述べる木村の視線を避けたのは、言うまでもない。

 ゆり子の案内で家に上がる木村夫妻。
 
 ドアに鍵を掛けるために最後まで玄関に残ったのだが、最後を歩く珠希さんがいきなり振り返って俺の顔を見た。と思ったら悪戯っぽい笑みを浮かべ片目を瞬いてウインクしたのだった。

 ―――いやいや、何!? 何の合図? ちょっと嬉しいけど・・・・・・

 俺たち夫婦が座っているダイニングテーブルの向かいの席には、緊張気味? の木村夫婦が座っている。

 これから行われる事について、大まかなやり方は前回と同じようにゆり子に一任するかたちとなった。

 ただし前回と違って木村には奥さんがいる。そのためNG行為などの詳細なルールについて話し合いを行っていた。

「―――当然だけどキスとかそういうのはなし。キム兄のアソコが大きくなったらすぐに珠希さんと入れ替わるから」

 俺はてっきり前と同じようにセックスの擬似的な行為―――素股をやって木村を勃起させるものだと思っていたのだが、どうやら違ったようだ。

 ゆり子の説明では、軽いボディタッチが主体らしい。場合によってはゆり子のほうから触ったりするとのこと。
 はっきり言ってしまえば、手コキってことだろ。ストレートに言えない所に珠希さんへの遠慮が見えた。
 
 まあ、そりゃそうだ。珠希さんという奥さんの存在がある以上、やっぱり『セックスごっこ』は憚られる。

「場所は1階の和室ね。布団を一組敷いてるから―――その上で・・・・・・」

 ゆり子は昼過ぎにシャワーを浴びていた。別居中の木村夫婦も自宅でそれぞれ入浴を済ませているとのこと。

「なあ、俺と珠希さんはどこで待機するんだ?」

「そうね・・・・・・ 同じ部屋にいたらキム兄が緊張するでしょ」

 ゆり子に話を向けられた木村が思案顔を作って隣の珠希さんを見た。

「・・・・・・そうだな。やっぱり緊張するかも」

 よく考えてみれば木村の発言は珠希さんにとっては酷なものだ。それは、ゆり子では勃起するけど、自分の妻では勃起しないと言っているのだから。
 でも隣に座る珠希さんは、努めてなのか表情の変化は見られなかった。

「それじゃあ待機場所はここで。珠希さんには下着になってもらうから、あんたは2階の寝室で待機ね」

「えっ!? いや俺―――2階?」

「当たり前でしょ。珠希さんは下着になるのよ。あんた見たいの?」

 そりゃ見たいよ! でもそんなことは口が裂けても言えない。

「珠希さん――― 私も下着になるから・・・・・・嫌なら言って」

「大丈夫よ、ゆり子さん。こんな事までさせてしまって、本当にありがとう」

 いよいよ始まる『人妻バイアグラ』作戦―――。

 女性恐怖症を克服するための方策であり、新婚初夜を成功させる荒療治。

 4人それぞれの体温が少しだけ上昇している感じがする。リビングダイニングは妖し気で生温なまぬるい雰囲気に包まれていた。

「それじゃあ―――始めるから」

 立ち上がったゆり子に続いて、珠希さんと視線を合わせて大きく頷いた木村が腰を上げた。

「あんたは2階」

「はいよ」

 流れでこの場に留まろうとする俺を見咎めたゆり子。重い腰を上げたところで珠希さんが口を開いた。

「あの~1人で待ってるのは緊張するから・・・・・・もしよかったら海原さんに一緒にいてもらってもいい?」

 まさかの提案にゆり子と木村が立ち止まった。

「―――えっ!? べ、別に珠希さんがよければ・・・・・・」

「俺も珠希がいいんなら」

 部屋を出て行こうとする2人に訝しんだ様子はなかった。俺が信頼されている、ということではなく、これから行われる事を考えれば、非日常の空間に1人でいること―――緊張や不安な気持ちが理解できたのだと思う。

「じゃ、じゃあ残ろうかな。なるべく見ないようにするから。キムもいいか?」

「ああ、大丈夫だ」

「あんたは離れたところでタブレットでも見てるの!」

「はい」

 釈然としない。
 木村はこれからゆり子の体を使って勃起するんだろ。それなら俺も珠希さんの下着姿くらい見たっていいと思うんだが。

 ゆり子の不公平な言い草に腹が立つものの、この作戦の立案者として文句は言えなかった。
ヒデマル
ヒデマル

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FANZA

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