官能小説~others トラックドライバー 第5話(最終話) ―――浅子と矢萩田がトラックの寝台に消えてから、1時間が経過していた。 辺りは、日が暮れかかっている。トラックの傍らに止められたままの浅子の自転車は、迫る夕闇に輪郭が消えかけていた。 フロントガラス越しに見えるトラックの座席に人の姿はな... 2021.10.27 トラックドライバー(完結)官能小説~others
官能小説~others トラックドライバー 第4話 53歳の矢萩田からしてみれば、42歳の浅子はピチピチとまでは言わないが、若い女の部類だった。それに、経験の乏しい、青くて若い体よりも、色気をぷんぷんに振りまく熟しきった体の方が好みだった。 目の前の浅子には、矢萩田が普段から身近に接するこ... 2021.10.27 トラックドライバー(完結)官能小説~others
官能小説~others トラックドライバー 第3話 金曜日―――。 昼過ぎに、矢萩田のトラックが駐車場に入ってくるのが見えた。レジに立つ浅子は、矢萩田の姿を見ても、以前のような嫌悪感は不思議となくなっていた。また、この数日は、自分自身の人を見る目のなさを反省したりもしていた。 いつものよ... 2021.10.23 トラックドライバー(完結)官能小説~others
官能小説~others トラックドライバー 第2話 翌日の午前中―――。 浅子が出勤すると、矢萩田のトラックは定位置になかった。 矢萩田のトラックは、週に一回から二回程度は、店の駐車場を利用した。昼過ぎに現れると、弁当などを購入して車内で休憩する。その後、ラッシュの時間帯を避けて、そ... 2021.10.22 トラックドライバー(完結)官能小説~others
官能小説~others トラックドライバー 第1話 暇になった日中の時間、パートを始めた普通の主婦。 いままでの人生で、けして交わることのなかった荒々しい人種と、ふとした出来事から接点を持つ。そして始まる密室での凶行―――。 2021.10.21 トラックドライバー(完結)官能小説~others