官能小説~others

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トラックドライバー 第5話(完結)

 ―――浅子と矢萩田がトラックの寝台に消えてから、1時間が経過していた。  辺りは、日が暮れかかっている。トラックの傍らに止められたままの浅子の自転車は、迫る夕闇に輪郭が消えかけていた。  フロントガラス越しに見えるトラックの座席に人の...
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トラックドライバー 第4話

 53歳の矢萩田からしてみれば、42歳の浅子はピチピチとまでは言わないが、若い女の部類だった。それに、経験の乏しい、青くて若い体よりも、色気をぷんぷんに振りまく熟しきった体の方が好みだった。  目の前の浅子には、矢萩田が普段から身近に接...
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トラックドライバー 第3話

 金曜日―――。  昼過ぎに、矢萩田のトラックが駐車場に入ってくるのが見えた。レジに立つ浅子は、矢萩田の姿を見ても、以前のような嫌悪感は不思議となくなっていた。また、この数日は、自分自身の人を見る目のなさを反省したりもしていた。  いつ...
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トラックドライバー 第2話

 翌日の午前中―――。  浅子が出勤すると、矢萩田のトラックは定位置になかった。    矢萩田のトラックは、週に一回から二回程度は、店の駐車場を利用した。昼過ぎに現れると、弁当などを購入して車内で休憩する。その後、ラッシュの時間帯を避けて...
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トラックドライバー 第1話

暇になった日中の時間、パートを始めた普通の主婦。 いままでの人生で、けして交わることのなかった荒々しい人種と、ふとした出来事から接点を持つ。そして始まる密室での凶行―――。