トラックドライバー 第5話(完結)

官能小説~others
 ―――浅子と矢萩田がトラックの寝台に消えてから、1時間が経過していた。
 辺りは、日が暮れかかっている。トラックの傍らに止められたままの浅子の自転車は、迫る夕闇に輪郭が消えかけていた。

 フロントガラス越しに見えるトラックの座席に人の姿はない。ただ、座席の上に設置されている長方形の箱の小窓から、ぼんやりとした黄色い灯りが漏れていた。

「―――ひぃっ! も、もう堪忍、堪忍して下さい・・・・・・」
 寝台の中では、浅子が真っ裸に剝かれていた。寝台の隅には、引き千切られたコンビニのユニフォームと、脱がされた下着などが散乱している。
 恐怖に歪んだ表情の浅子は、薄汚れた布団に寝かされていた。仰向けの姿勢のために、豊満なEカップの肉塊が重力に潰されて、だらしなく胸の上に広がっている。

 そのいやらしい肉塊全体に、まだら模様が見えた。それは時間を掛けて乳房の肉を嬲られた証で、強く吸引されたためにできた変色と、血が滲むほどの嚙み跡だった。巨乳好きの矢萩田は、Eカップの柔らかい乳房とやや大きめの乳輪を見ると、涎を垂らしながら歓喜した。先端のつぼみから、全体の肉を余すことなく舐め吸って、それに飽き足らずに思い切り歯を立てたのだ。

 サディスティックな矢萩田は、痛がり泣き叫ぶ浅子の反応を見て楽しみ、執拗に嬲った。
 また、ジーンズに包まれていた、はち切れんばかりの尻の肉も、矢萩田の目を愉しませただけでは済まなかった。
 最初は逃げる姿勢のままで組み敷かれ、バックで貫かれた。その際、何度も強く平手打ちされて、無残にも赤黒く腫れ上がってしまっていた。

「ぶうぉねがい、お願いいい、じます・・・・・・ もう、許じで、ゆるして、ぐだざいぃいいい―――」
 初めて経験する暴力的なセックスに、浅子は泣きわめいて許しを請うた。しかし本来の加虐性を現した矢萩田は、浅子が許しを請えば請う程に、肉棒の堅さを増していった。

「うぶっっっう、ううう、ゆ、ゆるじで、下さい――― お、おぉ願い、しぶす」
「おお、最高やんけ。ええ声で鳴く。それに、最高の締め付けやで。思ったとおりや」

 正常位の姿勢なると、浅子の整った顔に矢萩田の舌がナメクジのようにいやらしく這い廻った。
「びぃぃぃやあああっ―――!」

「すました感じの綺麗な顔がええな~」
 唾液にまみれた顔を歪めて浅子が悲鳴を上げると、すかさず矢萩田の舌が浅子の口腔内に侵入した。大量の臭い唾液を送り込まれた浅子が白目を剥いた。

「そろそろや。中に出したるからな」
「―――ひぃや。ぶゃいや、いや、いや、――― なか、は、中だけは、堪忍じて―――!!」
 必死の形相で懇願する浅子が、両手を突っ張り矢萩田の体を押しのけようとする。しかし矢萩田は巧みに腰を使い、浅子の動きを抑え込んだ。

「そや、まだ聞いてなかったわ。ネエちゃん名前は?」
「うぶぶぶっ、な、なんで、名前なんか、言わ、ない・・・・・・」

「ええやないか。もう他人とちゃうんやから」
「うぁああ、い、いや、言いたく、ない」

「ほお~、気~強いのがええな~。そや、教えてくれたら外に出したる」
「―――藤原・・・・・・ です」
 矢萩田の肉棒に貫かれている浅子は、抵抗を止めて全身の力を抜いた。藁に出もすがる思いで苗字が口を衝いて出た。

「阿呆! そんなん知っとるわ。いつもネームプレートが胸に付いとるやないか。わしが聞いとんのは下の名前や」
「ひぃっ! 浅子、浅子です」
 矢萩田の大きな声に浅子が小さく悲鳴を上げた。簡単に名前を言う。
「そうか、浅子か。藤原浅子、ええ名前や。わしの名前は矢萩田、矢萩田一平いうんや」

「ううっ、約束どおり教えたから許して、中には出さないで下さい」
「約束? そうやな、約束したんやな。でもな、こんな極上の体に、普通の男やったら我慢できんわな。辛抱たまらんで射精するかもしれんで。そういうのを不可抗力っちゅうんやで」 

 矢萩田の腰の動きが速まった。
「酷い―――。 止めて、お願いします、なんでもしますから。矢萩田さんお願いします」

 射精が近づいた矢萩田の両手が、浅子の顔を掴んで強く正面を向かせた。そこに自分の顔を近づけて浅子の口を吸った。舌がねじ切られるかと浅子が思った瞬間に、膣内で肉棒が爆ぜた感覚があった。熱い迸りを感じて、中出しの事実を悟った。

 一度射精を終えた矢萩田は、休む暇を与えることなく浅子の股を強引に開いた。生温い精液を垂れ流している割れ目に、ゴミの中に埋もれていた先端が黄ばんだ電動バイブを突き立てる。

「―――ひぃやあああ!い、痛い、止めて、止めて下さい」
 懇願する涙声の浅子を無視して、受精させるかのように矢萩田は膣内を掻き混ぜた。

「う、ううう、い、イヤ―――!!」
 密室の寝台で、逃げる術のない浅子は、矢萩田にされるがままの状態だった。後方から抱き着かれ、バイブを使われつつ、口を吸われた。夫ともしたことがない唾液の交換を要求され、行為を拒否すれば、平手で顔を殴られた。

 箱入り娘で嫁いだ浅子は、当然のことながら誰からも暴力を受けたことはなかった。初めて殴られ、男と女の力の差を実感した。荒々しく犯されて、変態行為を強いられて、男の存在が初めて恐いと感じた。

「言うてみろや」
「う、うううっ」
OK
「帰りたいんやろ。帰りたいんなら教えたとおり言うてみんかい!」
 矢萩田がバイブの抜き差しに力を入れた。

「うっ! 言います。言いますから―――、や、矢萩田さんの・・・・・・」
「違うわいボケ!!」
 矢萩田の何度目かの平手が浅子の頬に飛んだ。

「いぃひや!! う、ううう、一平、さんの、太いのを・・・・・・」
 バイブから手を離した矢萩田が、浅子が喋っている場面をスマホで撮影する。

「こっち見ろや」
バイブを割れ目に咥え込んだままの浅子が、向けられたスマホを見た。

「うっ、ううう。一平さんの、うっ、太いのを、私の淫乱――― おまんこに、入れて下さい」
「おお、おうか。そんなに好きかい。ほな、入れたるわ。ええか、これは和姦やからな。浅子が入れてくれいうから、入れたるんや」

 嬲られ続けた浅子の体は限界だった。両手をだらりと伸ばして布団に仰向けになった。そこに、矢萩田の体が覆い被さる。

 臭い矢萩田の息に、浅子が顔を背けると、鷲掴みにされた乳房を強く捻られた。
「―――痛っ!」

 仕方なく正面を向いた浅子の整った顔に、矢萩田のナメクジのような舌が這いまわる。丹念に舐められ、次に矢萩田の舌が浅子の両の鼻の穴を犯しにかかった。入らないことは明らかなのに、強引にねじ込もうとする。

「びぃや~~~!! うっっっ、やああ――― く、臭い―――」
 大量の臭い唾液を鼻の穴に流し込まれた浅子は、今日何度目かの白目を剥いた。

「ぶぶう、びゅぶ」
 溺れるような、声にならない音が、浅子の口から漏れた。鼻から入った唾液が逆流して口の中に広がっていく。

「口を開けてみ。もう他人やない。ええか、わしの唾液を一滴もこぼさず飲むんや」
 所有物であるかのように命令口調で言った矢萩田は、浅子の口腔内を執拗に嬲りつつ大量の唾液を送り込んだ。そして再び肉棒を捻じ込んだのだった。

「―――っひゃあああ――― ぶっっっつううう!ぐっつううう!!」
 限界を迎えて動けない浅子だったが、挿入されると、体が自然と反応する。唸るような低い喘ぎ声が寝台に響いた。

「どうや。気がついとったか? 真珠入りや。わしの年代は流行ったんやで。旦那では味わえんやろ」
「ううっ、うう、ううううっ、いいゃゃゃあああ―――!」

 ゴリゴリと膣壁をえぐられる感覚があった。初めに挿入された時に、夫とする時とは何かが違う、と思っていた。その感覚の正体が『真珠』と聞いて、浅子の中で更なる恐怖心が膨らむと同時に、相反するような奇妙な感覚が生まれた。一回目の挿入時には、痛いとしか思わなかったはずなのに、明らかに性的な快感が生じているのだ。

 嬲られた乳房と尻の肉がジンジンと痺れ、その痺れが快感をとなって子宮に響く。
 ―――いや、なに、何これっ! ダメ、き、気持ちよくなんかない
 頭を左右に振って、込み上げてくる内なる快感を否定した。

 浅い挿入と深い挿入を交互に繰り返えす矢萩田は、喘ぎ声を漏らし始めた浅子の耳元で囁いた。
「・・・・・・おまんこトロトロや。気持ちええやろ」

「うう、うぁあ、ああああ」
「おお、ええ声で鳴くやないか」

「ぐっ、ぶっ、ぶぐ――― うぁぁぁ~ううあん、あ、あ、ダメ、そ、そんな、あああん」
 浅子は頭の中が真っ白になっていた。臭い唾液に塗れ、白い肌を嬲られ蹂躙された浅子の感覚は、汚れれば汚れるほど研ぎ澄まされてゆく。

 そこに経験したことのない真珠入りの一物を打ち込まれた。思考が停止し、牝の本能が頭をもたげてくる。小さない絶頂の波に体が痙攣し、子宮から広がる快感に抗うことができなくなった。浅子が白目を剥く。夫には見せられない淫売の表情だった。理性の防波堤が決壊するのに、そう時間は掛からなかった。

 ―――気が付くと、浅子は自分から矢萩田に抱き着いていた。
「おお、ええぞ浅子。どうや言うてみ」
「あああ、ダメ、変になりそう――― 堪忍して」

「ええんや、変になればええんや」
矢萩田は言いながら、一物を深く突き入れて、腰の動きを止めた。そこでゆっくりと腰を回し、ぐりぐりと掻き混ぜる。

「はぁううう!! うう、ぐぐうぅぅぅん、あ、だたっっっ、ゴメンあ、だぁさい、いいっ、ううぶっひぃいいいん」
 呆けた顔で、口を鯉みたいにぱくぱくさせた浅子が、声にならない何かを叫んだ。逃げられない密室の絶望の中で、真珠入りの一物を咥え込んだ浅子のタガが外れた。

「―――うっ! ああ、あああああん!! い、いき、そう――― うううっ、いくいぐ、ぐううっ、イクイクいぐぅ~~~!!」
 大きな絶頂を見届けた矢萩田が、急いで真珠入りの一物を引き抜いた。そして狭い空間で器用に体をづらして、ガチガチの一物を浅子の口元に運んだ。
 強引にねじ込む必要はなかった。薄目を開けた浅子は、矢萩田の意図を察して自然と口を開いた。温かい浅子の口腔内で矢萩田の射精が始まった。

 二回目の射精にも関わらず、長い射精だった。濃い黄色の精液が、大量に浅子の口の中に放出された。
「ええ子や」
 矢萩田に頭を撫でられた浅子は、口の中に溜まった精液を、人生で初めて飲み込んだのだった。

 ◇◇◇◆◆◇◇◇◆◆◇◇◇

 解放された浅子が降車すると、辺りは真っ暗になっていた。
 別れ際の矢萩田の言葉が、頭の中で反芻した。

「ええか。浅子がわしのトラックに自分の意志で乗ったんや。そこは間違いないやろ。結果論や。男と女や。二人きりになったらセックスするんは分かっとたはずや。映像もある。誰が聞いても和姦や。浅子も盛大に気をやっとった。変な気は起さんことや。ほな、また頼むわ」
 悔しさよりも、自分の考えの甘さに腹が立った。

 逃げ帰ること以外、何も考えることができなかった。店の方に人目がないことを確認して、素早く自転車を漕ぎ出した浅子は、股間の違和感に犯されたことを実感したのだった。
 
 ◇◇◇◆◆◇◇◇◆◆◇◇◇
 
 ―――翌日の水曜日。
 出勤した浅子は、駐車場に矢萩田のトラックがないことを確認して安堵した。夫や子供達に知られるわけにはいかない。警察に相談することは、世間体を考えてすぐ止めた。

 店を辞めることを考えた。しかしそれだけで矢萩田から逃げられるとは、到底思えなかった。突然姿を消したら、家を調べて押し掛けてくるではないのか、とそこまで考えてしまう。良案がなく、周りから不自然に見られないようにと出勤した。

「・・・・・・おはようございます」
「おはよう。あれ、元気ない?」
 浅子の体を狙ている谷村は、普段から観察している分、鋭かった。

「そ、そうですか」
「うん。あっ、そうそう。昨日の自転車、あれ藤原さんのじゃないの?」

「えっ!?」
「いや、駐車場のトラックの横にあったやつ。暗くなってもあったのよ」

「さあ、違うと思います。私はまっすぐに帰ったので・・・・・・」
「そう、違うのか。そうだね、似たような自転車なんていくらでもあるよね」
 首を傾げながら谷村が浅子の前を通り抜けた。その時、いつものように大きく突き出た胸に触れる。
「ひぁああん!」
 浅子自身も驚く反応だった。
 歯形とあざだらけの乳房は、一晩たっても痺れが引いていない。服の上から少し触られただけで、電気が走ったような感覚が子宮に響いたのだ。

「ちょ、ちょっと変な声を出さないでよ」
 驚いた谷村が周りを確認して、いそいそとバックヤードに消えた。

 ―――とりあえず、様子を見るしかないのかな

 考える事を止めた浅子は、搬入されたばかりの弁当を棚に並べ始めた。

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