居間にあるエアコンの効きが、さっきから悪く感じられた。それはこの部屋の住人の体温が極端に上昇しているためだ。
美智はソファーの背もたれに体を預けて深く腰掛けている。短パンから覗いている真っ白い太ももはしっかりと揃えられ、まっすぐに前の方へ投げ出されていた。
家族の寝静まった夜の居間で何をやっているのかといえば――――――それは授乳であった。
むっちりとした義娘の太ももの上には、義父である昌義の頭が載っている。そして上を向いた昌義の大きく開いた口は、上半身が裸となって露わになっている美智の左乳房にむしゃぶりついていた。
―――ちゅう、ちゅう、ちゅぱっ、じゅるぅぅぅ―――
昌義の口の周りは白濁した母乳に塗れ、義娘の勃起した乳首を舌で扱きながら強弱をつけて吸い立てている。
「うっ、お、お義父さん―――」
義父のいやらしい吸い方に、美智が堪らず声を漏らす。
膝枕の姿勢での授乳―――美智はこんな約束をした覚えはなかったのだが、一度でも義娘の母乳を味わった義父は強引だった。
乳房のマッサージが始まると早々に要求はエスカレートして、前回のマッサージに続いてまたしても直接口を付けて母乳を吸われることとなったのだ。
「うっ、うぅ」
「うほぉ~堪らん」
昌義は美味そうに柔らかい乳房そのものの感触を味わいつつ、口に溜まった母乳をゴクゴクと嚥下した。熱い塊が食道を通り胃に達すると、その熱は下半身に伝播し錆びついていた股間が勢いよく勃起する。もうすでに昌義は、溜まった母乳を取り除くという上辺の理由はどうでもよかった。
「どうだ、気持ちいいか?」
「気持ち、いい? あ、は、はい・・・・・・」
乳首から口を離した昌義の問いかけに、顔を上気させた美智が答える。
「今夜は張りが強いからしっかりと時間をかけないと」
「お、お願いします」
欲情に滾った義父の目を見て、観念したように美智は返事をした。
◇◇◇◆◆◇◇◇◆◆◇◇◇
夜の帳に静まり返ったマンションの一室。時刻は、もうすぐ日付が変わる頃―――。
居間の住人にはエアコンの効きがますます悪くなっているように感じられていた。膝枕の授乳は続いている。
剥き出しの汗をかいた乳房を弄ばれ、勃起したままの美智の乳首はジンジンと痺れていた。昌義は口に含んだ乳首とは反対のほうの乳首を指先で摘まんで弄び、そこからも結構な量の母乳が溢れ出ている。
美智は眉間を悩ましく寄せ、その額には汗が浮かんでいた。
伸ばした腕を懸命に動かしている。
今夜の義父のマッサージは、強引な流れで授乳プレーへと変わり、そして更なる段階へと進んでいた。
――――――それは、手こき授乳。
美智は途中から義父の勃起に気付いていた。自然と下半身に熱を帯びた視線が向かい、チラチラと見てしまっていた。はしたない視線を向けた理由は、夫との夜の営みから離れてしまっていたことが原因なのか、それとも義父を警戒していたからなのかは自分でも分からなかった。
そんな義娘の様子に、昌義は目聡く反応した。柔らかい手を取って勃起した下半身に導くと、戸惑う素振りはあったものの大きな抵抗はなく、暫くの逡巡の後に服の上から擦ってきたのだ。
そして昌義がズボンとパンツを膝まで下げると顔を真っ赤に染め目を伏せて肉棒に白くて細長い指を絡めてきた。
「おっ、お義父さん。やっぱり・・・・・・」
手を止めた義娘の訴えに、昌義は口に含んだ乳首を甘噛みした。
「―――っ痛! 噛んじゃダメです」
じんとした熱く痺れるような甘美な痛みが子宮に伝わる。すると美智の目には妖しい光が宿り、すぐに手こきの動きが再開された。
美智はソファーの背もたれから体を起こすと、乳房と太ももの間に義父の頭を挟み込んだ。抗議のつもりだろうが昌義からすればご褒美でしかない。
「おお~美智さんのオッパイは最高だ!」
「そんなこと言わないで下さい」
言葉とは裏腹に美智の手が義父の肉棒を一際強く握り込む。
「―――うっ! そう、そうやって強く扱いてくれ」
「こう? こんなに硬くして――― 私はこの家のお嫁さんなんだから・・・・・・ 悪いお義父さん」
授乳の姿勢のままで義父を手こきする美智は、スナップを効かせて肉棒を責め立てる。それに負けまいと昌義は義娘の乳首を懸命に吸い立てて応戦した。
―――じゅ、じゅる、ぶじゅるる―――
「ああああっ、はん、ははは、あ~ん」
密かに小さく気をやりつつ義父の肉棒を激しく扱く美智と、一心不乱に乳房を弄ぶ昌義。そんな禁断の饗宴は長くは続かない―――。
同居以降、欲望を抱いていた義娘が相手で昌義には刺激が強かったから。美智もまた、暫くぶりに手にした猛る肉棒を前に体の昂りを覚えていたから・・・・・・。
示し合わせたようにほぼ同時に終わりを迎える。
「うっっっ!! うう、うはぁあああ~~~」
「出すぞ~!」
大きな絶頂に昇りつめた美智の体が小刻みに痙攣し体がのけ反る。その手には、どろっとした熱い液体が絡み付き、居間の中に淫靡な臭いが立ち込めた。
同時に果てた二人は、暫く膝枕の姿勢で禁断の余韻を引きずっていた。
乳房から口を離した昌義は顔を上に向けたまま、息を調えている美智の整った顔や汗ばんだ首筋を眺めて、心の中で「誰にも渡さない」と呟いた。
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