ノートパソコンの画面中央には、一組の布団が映っていた。
その上に肩を並べて座っているのは妻のゆり子と親友の木村。2人の顔はこっちが恥ずかしくなるくらいに上気している。
流れる映像に目を凝らせば、ゆり子の手は真っ裸で露わになっている木村の一物に添えられ、反対に木村の手はゆり子のショーツの中へと入れられていた。
『キム兄、もう十分に硬いって―――ちょ、ちょっと!? どこに手ぇ入れてんの!?』
『ゆり子ちゃん、めちゃ濡れてるよ』
『ダメだって! キム兄は珠希さんとエッチするんでしょ? 私を気持ちよくさせてどうすんのよ。って、こら、あん、ダメぇ~』
木村が勃起しなかった、とゆり子から説明を受けていた。木村自身も悔しそうにそう言っていた。だが、映像で確認できる木村の一物は、ゆり子に扱かれて完全に勃起しているようにしか見えない。
それにゆり子は「硬い」と言っている。だったら木村の悔しそうなあの表情はなんだったのか?
盗撮映像を最後まで見なくとも、その答えは明白だ―――。
つまり俺の妻と俺の親友は、作戦そっちのけでセックスを愉しんでいたということ。
木村の顔がゆり子の顔にぐいっと寄せられた。
『キスはダメ!』
言葉とは裏腹に愛妻は顔を背けない。
『ちょっとだけ、な』
『むぅ、キム兄のバカぁ~うぅ‥‥‥』
窘めるようなゆり子の言葉には、なんの説得力もなかった。唇と唇が触れ合うよりも前に、ゆり子の真っ赤な舌と木村の舌が絡み合ったのだ。
画面上の2人は互いの性器をいじり合ったままで激しいキスを交わす。
俺と珠希さんが不貞に耽っている裏で、ゆり子と木村も性欲を貪っていた―――それも同じ屋根の下で、だ。
俺が言うのもおこがましいが、妻を信じたいという気持ちがあった。しかし、やはりと言ったところ。想像したとおりの展開がノートパソコンの画面上で繰り広げられる。
しばらく座ったままの姿勢で乳繰り合った後、ゆり子が肩を押して木村を仰向けに寝かせた。
そして足を大きく崩した姿勢で木村の腰に縋るようにして体を倒す。
『うぐぁ、ゆり子ちゃん』
画面上の木村がたまらず呻き声を上げた。
雄々しく勃起した一物を美味しそうに口に咥え、頬を上気させて娼婦のように振る舞う俺の愛妻はじゅぼじゅぼといやらしい音を立てながら懸命に頭を動かしていた。
俺にはしてくれたことのないもの凄く下品でエロいフェラに嫉妬を覚える。それにしても積極的にすぎるだろう。
子供が出来てからセックスレスだが欲求不満だったのか―――!?
そんなことを考えるだけで俺の一物がビクビクと脈打った。
『うぐぅ~気持ちいい!』
『し、静かにして―――聞こえたらどうするのよ』
肉棒を吐き出したゆり子が、堪えようのない木村を小声で注意した。
咎めるように言ってから、再び口一杯に頬張る。
その時、一瞬見えた濡れた瞳には、はっきりと欲情の色が―――。
療治を覗いたりはしたが、妻の不貞行為をまじまじと目にするのは初めてで―――今この瞬間、怒りや悲しみといった感情が湧きだしてはいたが、そんなものは興奮という大きな津波にいとも簡単に押し流されてしまう。
我慢が出来なくなった俺は、パンツの中から勃起した一物を取り出すと右手で握り込んだ。
しばらくはじゅぼじゅぼといういやらしい音がイヤホンから聞こえていた。
妻の横顔には髪のブラインドが掛かり、表情は窺いしれない。
いつの間にやら木村の手が再びゆり子のショーツの中に入れられていた。責められるだけではなく、自ら女を悦ばせる行動を取っている。
女性恐怖症を告白してきた頃の木村には考えられない行動だった。
画面上ではまだセックスに至っていない2人だが、木村の女のように奉仕する我が愛妻を見ていると興奮が爆発的に増していった。
何度目かの射精感に堪えていると、唾液塗れの肉棒からゆり子が口を離した。
木村と見つめ合ったまま小声で話し合っているのだが、内容は聞き取れない。と、立ち上がったゆり子が突然画面から消えた。
僅かに入口の戸が滑るような音が聞こえる。おそらくだが、俺たちの様子を探るために廊下の状況を確認したのではなかろうか。
『‥‥‥本当に私とするの?』
画面の外からゆり子の声が聞こえた。
その内容から、さっきの会話はセックスを行うためのすり合わせだったことがわかる。
木村ががっついたのは理解できるが、それにしてもゆり子は自分自身にどんな言い訳を用意したのやら‥‥‥。
『ゆり子ちゃんとしたい』
『今の状態なら珠希さんとできると思うけど』
『もの凄く濡れてるし―――ゆり子ちゃんは我慢できる?』
『‥‥‥キム兄のバカ。バレても知らないから。絶対に内緒よ』
沈黙の中、衣擦れの音がして―――画面に姿を現したゆり子はショーツを履いていなかった。
恥ずかしげもなく股間を晒している。
『ゴムないから中で出さないで』
『おっ―――!? うん』
ゆり子の言葉は人妻が口にするセリフではなかった。
生でのセックスを許された木村は、戸惑いながらも嬉しそうに応じた。
2人は俺の知らないところで何度も体を重ねていたんだろうか?
風呂場でヤッてたのは知っていたが、動画から受ける印象ではそれだけじゃない気がした。
『キム兄はそのまま、上に乗るから』
そう言ったゆり子が足を広げて木村の体を跨いだ。
ゆっくり体を下ろしてゆくと、いやらしいガニ股の姿勢になる。
そんな状況を隠しカメラは真横から綺麗に捉えていた。
挿入をガイドするかのように木村の手が添えられた肉棒はバキバキに勃起していた。
明らかに俺のものより太く長いそれは、ズブズブとゆり子の股の間に呑み込まれてゆく。
愛妻の顔は天井を向き、色っぽい首すじを晒していた。
魚のように口をパクパクと動かし、そこから堪えきれなくなった嬌声が漏れる。
『うっ―――! はぁぅ‥‥‥あ、あぁぁぁ~ん』
『ゆ、ゆり子ちゃん、いいよ、気持ちいいよ』
ゆり子の臀部が完全に木村の腰の上に落ちた。
無事に結合を果たした2人は恋人のように両手を繋いだ。
そして我慢できないとばかりに、ゆり子の腰が貪欲な動きを見せたのだった。
コメント
I am so excited for Yuriko and Kim cheating sex. I have waited for so long for this!
Also curious if they have been having sex all this time without the husband’s knowledge, I’d like to see Yuriko or Kim’s perspective if there is a chance.
ついに裏切りが!
・・・
いつもはありがとうございます。